701日記

ななまるいち日記。スポーツを中心に気になった事を書きたい

ゴルフの上達は、奇跡に近い?進化ではなく適応なのかもしれない。

雑誌と理論に躍らされていませんか?

ゴルフ雑誌が毎週のように発売されて、毎週、色々な理論に遭遇します。基本同じ事を違った言葉で、違った練習方法を掲載している事がほとんどですが、読者によって捉え方は、千差万別になってしまっています。きちっと内容をだだしく理解できている人はどれぐらいいるでしょうか?

 

tamesue.jp

 

この為末さんの記事を読み、ゴルフに凄く当てはまると思いました。

毎年のように出てくる新しい理論、どこまで正しく理解していますか?というか、毎年新しく出てくるということは、どこまで正しいですか?

基本的な動き、為末さんも言われている体に近いところ、ゴルフで言うインパクトゾーンは大きな変化はないと思います。その他の部分が、クラブの進化により変わり、計測器の進化により具体的に見れるようになったのだと思います。

そして、そこからが大切なところで、そのクラブの進化に合わせて、フォームを変え失敗する人もいれば、自分のフォームを貫き、それもまた失敗する人がいる。どちらも失敗するのである。その中で、柔軟に対応できた人だけが、上達し活躍できるのです。

ダーウィンの言う適応ですね。

これが一番上達に大切な要素だと思います。

これからも、毎年のように新しい道具・新しい理論が出てくると思います。その時々に変化に対応できた人が生き残っていく。進化続けていくと思います。

どの方法を選ぶのが良いかは、きっと誰にもわからない。同じアドバイスを受けても、ある人は失敗するし、ある人は成功する。同じアドバイスを受けても、その受け取り方は、人それぞれ、考え方、技量、体型などあらゆる要素で、結果は変わってしまうのである。

結局のところ、為末さんが言っている通り、発展しているスポーツでは、3分2は、王道の基本をマスターするべきで、後のところは人それぞれの特徴や考え方になるのではないかと思う。

ゴルフで言えば、体の幹になる動きと、インパクトゾーンがしっかりしていれば、後はどんな動きをしていてもいい。もちろん、効率の良い動き、正しいと言われてる動きがあるが、それが、その人にとっての正解かどうかはわからない。

それが、スポーツの醍醐味で、だからこそ楽しく、難しい!

 

考える事ができない人は、一流のアスリートにはなれないだろう。(勿論例外はいる)

 

しかし、ゴルフに関して言えば、十中八九のアマチュアは、ゴルフ雑誌や流行りの理論に影響されて、基礎の部分がないまま色々な事に挑み、上達できていない人が多いのではないかと思う。

最新危機の登場で、細部まで体とクラブの動きがわかってしまう。そして、理想の動きと比べられる。それは、良い事のように感じられるが…。果たして、その理想の動きがどこまで自分とあっているのか?きちんと理解できている人が、どれだけいるのでしょうか?自分の良さを奪う動きになってしまっていないでしょうか?それを、うまく指導できる人はどれくらいいるのでしょうか?

それは、本人しかわからないし、本人もわからない事かもしれない。

 

自分の考え、体の合う理論と出会い、それを、引き出せるコーチと出会い、上達していくのは奇跡に近いのかもしれない。

だからこそ、それが出来る人は一握りで、それを極めた人は賞賛され、熱狂を作る事が出来るのかもしれない。殆どの人が出来ない事だから!

  

プロでもスイング改造には失敗す人が多い世界、アマチュアの人が上達するのは更にハードルが高いと思います。良い理論、良い仲間、良いコーチに出会える奇跡を持っている人が、上達への近道を行ける!